どうもヒヨコです
『文豪少年!〜ジャニーズJr.で名作を読み解いた〜』の第4話を観ましたので、感想を述べます
第4話の原題は江戸川乱歩の『屋根裏の散歩者』でした
ヒヨコは読んだことありません
小説は、下宿の屋根裏に忍び込み、嫌いな歯科医を毒殺する話みたいです
まずはキャストから
キャスト
郷田・・・川崎皇輝
女・・・冨手麻妙
男・・・?
川崎皇輝は二役です
あらすじ
法律で裁けない悪も罰せられるべきだと考えている郷田は、公園で謎の男に出会い、双眼鏡を手に入れます
郷田は団地の向かい側に見えるベランダを双眼鏡で覗きます
女が男から暴行を受けています
男はベランダに置かれた椅子に酒を飲みながら座り、上を向いて口を開けながら眠ります
女を助けるために男を殺害しようと毒薬を持って郷田はその部屋の上の階の空き部屋に侵入しました
ベランダの床にあった非常口を開けると、その真下に前と同じ体勢で男が眠ります
郷田は上から男の口に毒薬を垂らすと、瓶と蓋を男のそばに投げ捨てます
しばらくすると女が帰ってきて男に抱きつき、そばにあった毒薬を飲んで自殺します
事件は女が男を毒殺し、自分も自殺したことになりました
郷田は、女は男に死んで欲しかったわけではないのか、自分のせいで女を死なせてしまったのかと悩みます
公園で前に会った謎の男と再会
男曰く女の母親も自殺したといいます
罪を告白することを勧めるその男の正体は、郷田の良心でした
感想
郷田の良心が人になって出てくる展開はいいと思います
が、いろいろと気になる点が
まずどうやって空き部屋に侵入したのか
さすがに鍵がかかっているのではないかと
それに上の階から毒薬を口に入れるのはかなり難しいのではないでしょうか
それを一発で入れるのはかなりの芸当ですね
そもそもこの物語の主人公はバイクで人を轢き逃げし、悩んでいます
ラストにブックカフェのマスターが言っているように、この設定ならドストエフスキーの『罪と罰』の方が良かったのではないでしょうか
こっちの小説の方が誰でも知っていると思いますし
ヒヨコがこの作品を観てすぐに思い出したのはヒッチコックの『裏窓』です
この作品は足を怪我した車椅子の男が、窓から他の部屋のベランダを双眼鏡で観察していると、殺人が行なわれた疑いがある部屋を見つけて、事件解決に奔走する話です
ミステリーの巨匠・ヒッチコックの代表作なのでこちらも観たことがない人は観てみてください
以上、『『文豪少年!〜ジャニーズJr.で名作を読み解いた〜』第4話のキャスト・あらすじ・感想』でした